
WEB広告基本
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WEB広告初心者でも簡単!押さえておきたい基本計算式

はじめに
WEB広告を効果的に運用するには、各種指標を理解し、広告の成果を定量的に把握することが重要です。
特にインプレッション数、クリック数、コンバージョン数といった指標は、通常は広告プラットフォーム上で直接計測されますが、他の指標を用いて推定やシミュレーションを行うことも可能です。
本記事では、WEB広告初心者の方が知っておきたい基本の計算式を表形式でまとめ、それぞれの指標についても詳しく解説します。
基本計算式一覧
指標名 |
計算式 |
説明 |
---|---|---|
インプレッション数 |
クリック数 ÷ クリック率(CTR) |
クリック数とクリック率から推定 |
クリック数 |
インプレッション数 × クリック率(CTR) ÷ 100 |
インプレッション数とクリック率から推定 |
インプレッション数 |
クリック数 ÷ クリック率(CTR) |
クリック数とクリック率から推定 |
クリック率(CTR) |
クリック数 ÷ インプレッション数 × 100 |
広告が表示されたうち、クリックされた割合 |
クリック単価(CPC) |
広告費 ÷ クリック数 |
1クリックあたりにかかる費用 |
コンバージョン率(CVR) |
コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100 |
クリックされたうち、コンバージョンに至った割合 |
コンバージョン単価(CPA) |
広告費 ÷ コンバージョン数 |
1コンバージョンあたりの広告費 |
インプレッション単価(CPM) |
広告費 ÷ インプレッション数 × 1000 |
1000回表示されるための費用 |
広告費用対効果(ROAS) |
売上 ÷ 広告費 × 100 |
広告費に対して得られた売上の割合 |
投資利益率(ROI) |
(売上 - 広告費) ÷ 広告費 × 100 |
広告費に対する利益の割合 |
各指標の詳細解説
インプレッション数を推定する計算式
インプレッション数(表示数)は、広告がユーザーに表示された回数を示す指標で、通常は広告プラットフォーム上で計測されます。
しかし、クリック数とクリック率などのデータがわかっている場合は、次の計算式を用いてインプレッション数を推定することが可能です。
シミュレーションを作成する場合に使用することがあります。
- クリック数とクリック率からインプレッション数を計算
計算式:インプレッション数 = クリック数 ÷ (クリック率 ÷ 100)
例:クリック数が200回、クリック率が2%の場合
インプレッション数 = 200 ÷ (2 ÷ 100) = 10,000
- 広告費、クリック単価、クリック率からインプレッション数を計算
計算式:インプレッション数 = 広告費 ÷ (クリック単価 × クリック率) × 100
例:広告費が20,000円、クリック単価が200円、クリック率が2%の場合
インプレッション数 = 20,000 ÷ (200 × 0.02) × 100 = 5,000
- 広告費とインプレッション単価(CPM)からインプレッション数を計算
計算式:インプレッション数 = (広告費 ÷ CPM) × 1000
例:広告費が30,000円、CPMが600円の場合
インプレッション数 = (30,000 ÷ 600) × 1000 = 50,000
クリック数を推定する計算式
クリック数は通常計測されますが、次の方法で推定することも可能です。
- インプレッション数とクリック率からクリック数を計算
計算式:クリック数 = インプレッション数 × (クリック率 ÷ 100)
例:インプレッション数が10,000回、クリック率が2%の場合
クリック数 = 10,000 × (2 ÷ 100) = 200
- 広告費とクリック単価からクリック数を計算
計算式:クリック数 = 広告費 ÷ クリック単価
例:広告費が20,000円、クリック単価が200円の場合
クリック数 = 20,000 ÷ 200 = 100
コンバージョン数を推定する計算式
コンバージョン数は、広告経由で達成された目標の件数を指し、通常は計測されますが、推定も可能です。
- クリック数とコンバージョン率からコンバージョン数を計算
計算式:コンバージョン数 = クリック数 × (コンバージョン率 ÷ 100)
例:クリック数が500回、コンバージョン率が5%の場合
コンバージョン数 = 500 × (5 ÷ 100) = 25
- 広告費とコンバージョン単価(CPA)からコンバージョン数を計算
計算式:コンバージョン数 = 広告費 ÷ CPA
例:広告費が50,000円、CPAが2,000円の場合
コンバージョン数 = 50,000 ÷ 2,000 = 25
広告費用対効果 (ROAS: Return On Advertising Spend)
ROASは、広告費に対してどれだけの売上を生み出したかを示す指標です。
- 計算式:ROAS = (広告経由の売上 ÷ 広告費) × 100
- 例:広告費が10,000円、広告経由の売上が50,000円の場合
ROAS = (50,000 ÷ 10,000) × 100 = 500%
判断方法:ROASが500%なら、広告費1円あたり5円の売上を生んでおり、ROASが300%以上であれば高い効果が出ていると判断できます。
投資利益率 (ROI: Return On Investment)
ROIは、広告費用に対して実際に得られた「利益」の割合を示します。
- 計算式:ROI = ((売上 – 広告費) ÷ 広告費) × 100
- 例:広告費が10,000円、売上が50,000円で利益率が30%(粗利益15,000円)の場合
ROI = ((15,000 – 10,000) ÷ 10,000) × 100 = 50%
判断方法:ROIが50%なら広告費10,000円に対して50%の利益が得られており、ROIが50%以上であれば収益性が高いとされます。
その他の基本指標の計算式
クリック率 (CTR: Click Through Rate)
- 計算式:(クリック数 ÷ インプレッション数) × 100
- 説明:広告が表示されたうち、クリックされた割合です。
クリック単価 (CPC: Cost Per Click)
- 計算式:広告費 ÷ クリック数
- 説明:1クリックあたりの費用を示します。
コンバージョン率 (CVR: Conversion Rate)
- 計算式:(コンバージョン数 ÷ クリック数) × 100
- 説明:クリックされたうち、どの程度コンバージョンに至ったかを示す割合です。
コンバージョン単価 (CPA: Cost Per Acquisition)
- 計算式:広告費 ÷ コンバージョン数
- 説明:1コンバージョンあたりの費用です。
インプレッション単価 (CPM: Cost Per Mille)
- 計算式:(広告費 ÷ インプレッション数) × 1,000
説明:1,000回表示されるごとにかかる費用です。
WEB広告運用代行のポイントと提案事例
しかし、実際に成果を上げるためには、各種指標の計算や分析だけでなく、継続的な運用と改善が求められます。ここでは、WEB広告運用代行サービスに関するポイントや導入メリット、提案事例を紹介します。
WEB広告運用代行とは?
WEB広告運用代行とは、専門の代理店やプロフェッショナルが広告の戦略立案、運用、効果分析を代行するサービスです。
WEB広告運用の知識が不足している場合や、社内リソースが限られている場合に非常に有効で、企業は安心して広告運用を任せることができます。
WEB広告運用代行を依頼するメリット
WEB広告運用代行を依頼することで、以下のようなメリットが得られます。
- 戦略的なターゲティング
広告運用代行業者は、ターゲットユーザーの年齢や性別、興味関心などを分析し、最適なターゲティングを設定します。これにより、効率的に広告予算を活用することができます。
- 専門的な運用ノウハウ
広告運用代行業者は、最新の広告プラットフォームや運用手法に精通しているため、最新のアルゴリズムや機能を活用して広告のパフォーマンスを最大化します。
時間とコストの節約
広告運用には定期的な分析と改善が必要です。プロに運用を任せることで、社内の人員を効率的に活用でき、長期的に見てコストの削減にもつながります。
提案事例から考える効果的なWEB広告運用
以下のような提案事例をもとに、貴社に適した運用方法をご提案いたします。
事例1:美容クリニックの場合
施術ごとにランディングページ(LP)を細分化し、それぞれに最適な広告文やクリエイティブを設定する運用方法を提案。PDCAを高速で回すことで、広告費を増やしながらも予約数を増加させる手法です。
事例2:不動産業界の場合
マンション購入希望者に向けたリスティング広告を提案。広告文の最適化やLPのCTA(Call to Action)の改善により、内見予約数を向上させる運用を実施します。
WEB広告運用代行を導入する際の注意点
- 目標の設定:最初に具体的な目標を設定し、定期的に成果を確認することが重要です。広告運用代行業者と連携して、目標に沿った戦略を立てましょう。
- 運用報告の頻度:月次や週次で運用報告を受け取ることで、リアルタイムに運用の成果を把握し、適切なフィードバックを行うことが可能です。
- 予算管理:予算を最適化するために、定期的に予算配分を見直し、無駄な費用がかかっていないか確認することが大切です。
WEB広告運用代行サービスの選び方
WEB広告運用代行サービスを選ぶ際は、以下の点に注目すると良いでしょう。
- 実績や専門性:業界経験が豊富で、特定の広告プラットフォームや媒体に強みを持つ業者を選ぶと効果が上がりやすくなります。
- 料金プラン:料金プランが明確で、成果報酬型や固定費型など、目的に応じた料金体系を選択できるか確認しましょう。
- サポート体制:日々のサポートや相談体制が整っているかを確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
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