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若い顧客層を掴む!Instagramショッピング機能活用術5ステップ

Instagramショッピングとは?導入前に知っておくべき基礎知識
Instagramショッピングの仕組みと活用イメージ
Instagramショッピングは、Instagram上で商品をタグ付けし、ユーザーがそのまま商品情報を閲覧・購入できる機能です。投稿やストーリーズ、リールに商品タグを設置することで、InstagramからECサイトへ直接遷移させる導線を作れます。
視覚的な訴求力が高く、商品を“発見”した瞬間に購入へと導ける点が特徴です。特に若年層に人気のInstagramでは、購買への直結率が高いため、D2Cブランドやアパレル業界で広く活用されています。
ユーザーが商品を購入する流れ
Instagramショッピングでは、ユーザーが投稿に表示された商品タグをタップすることで、商品の詳細ページへ遷移します。さらに「ウェブサイトで見る」ボタンから自社ECサイトや外部販売ページへ誘導でき、ユーザーはスムーズに購入を完了できます。
また、Instagramアプリ内で完結する「チェックアウト機能(※日本では一部の事業者に限定)」もあり、離脱を防いで購入率を高める設計となっています。
導入によって得られるマーケティング効果
Instagramショッピングの導入により、以下のようなマーケティング効果が期待できます。
・商品との接点の増加
自然な形でフィードやストーリーズに商品が溶け込むため、ユーザーの購買導線がスムーズになります。
・エンゲージメントの向上
魅力的なビジュアルやストーリーテリングと組み合わせることで、商品の世界観ごと訴求できます。
・広告との連携が容易
ショッピングタグ付きの投稿をそのまま広告に展開できるため、販促施策への応用も簡単です。
とくにブランドの認知〜購入までのプロセスをInstagram内で一気通貫させたい企業にとって、非常に強力な武器となります。
Instagramショッピングの導入に必要な条件と準備
Facebookページとビジネスアカウントの連携
Instagramショッピングを導入するには、Instagramアカウントをビジネスアカウントに切り替え、Facebookページと連携させる必要があります。
これはInstagramがMeta(旧Facebook)傘下のサービスであり、ショッピング機能の審査やカタログ管理がFacebook側で行われるためです。以下の2つを準備しましょう。
・Instagramのビジネスアカウント
・管理者権限を持つFacebookページ
Instagramアプリから「設定 → アカウント → プロアカウントに切り替える」でビジネスアカウントに変更し、その後Facebookページとの接続を行います。
商品カタログの作成と連携設定
次に必要なのが、Facebookカタログ(商品カタログ)の作成です。これはInstagram投稿にタグ付けする商品のリストであり、Metaの「コマースマネージャ」で作成・管理します。
以下の手順でカタログを用意します。
1.Facebookビジネスマネージャーにログイン
2.コマースマネージャから「カタログを作成」を選択
3.商品を手動、またはデータフィードや連携アプリ(Shopifyなど)で登録
作成したカタログは、Instagramビジネスアカウントに紐づけることで、ショッピング投稿に商品をタグ付けできるようになります。
審査プロセスと承認を得るためのポイント
Instagramショッピングを有効にするためには、Metaによるアカウント審査に通過する必要があります。審査申請は、Instagramアプリの「設定→ビジネス→ショッピングを設定」から行えます。
審査基準の主なポイントは以下のとおりです。
・実在する商品を取り扱っていること(デジタル商品やサービスは審査に通りにくい)
・ウェブサイトが整備されており、ユーザーが安心して購入できる状態であること
・プライバシーポリシーや返金ポリシーなどが明記されていること
審査には通常数日かかりますが、不備があると否認されることもあります。事前に販売サイトやカタログ情報を整備しておくことがスムーズな導入の鍵です。
ステップ1:Facebookでの商品カタログ作成
Instagramショッピングの土台となるのが「Facebook商品カタログ」です。これを作成することで、Instagram投稿に商品をタグ付けできるようになります。
作成手順は以下の通りです。
1.Facebookビジネスマネージャーにログイン
2.左メニューの「コマースマネージャ」を選択
3.「カタログを作成」をクリックし、ビジネス情報を設定
4.商品を手動またはデータフィード(CSVファイル)で登録
※Shopifyなどの外部ツールと連携すれば、自動でカタログと同期することも可能です。
ステップ2:Instagramアカウントをビジネスアカウントに変更
Instagramショッピングを利用するには、アカウントを「ビジネスアカウント」に切り替える必要があります。
切り替え方法:
1.Instagramアプリを開き、「設定 → アカウント」へ進む
2.「プロアカウントに切り替える」を選択
3.ビジネスのカテゴリを選び、Facebookページと連携
ビジネスアカウントにすることで、投稿インサイトや広告機能、そしてショッピング機能が利用可能になります。
ステップ3:ショッピング機能を有効化し、審査に申請
Instagram側でショッピング機能を有効にするには、アプリから審査申請を行います。
申請方法:
1.Instagramアプリ内で「設定 → ビジネス → ショッピングを設定」をタップ
2.商品カタログを選択
3.アカウントの審査を申請(通常数日〜1週間程度)
審査に通ると、投稿やストーリーズへの商品タグ付けが可能になります。
ステップ4:ショッピングタグの投稿・ストーリーズへの活用
審査に通過すると、Instagramの投稿やストーリーズに商品タグを追加できるようになります。
・投稿(画像・動画)に最大5商品までタグ付け可能
・カルーセル投稿では最大20商品(各画像5点まで)
・ストーリーズではスタンプ形式で商品リンクを表示可能
商品名や価格が表示されることで、ユーザーが視覚的に商品情報を把握しやすくなります。
ステップ5:Instagramショップを開設して商品の購入導線を整備
ショッピング機能の最終ステップは、Instagramプロフィールに「ショップ」タブを表示することです。
このタブを設置することで、フォロワーがプロフィールから直接商品一覧を閲覧でき、ショッピング導線が完成します。
設定方法:
1.Instagramアプリ「プロフィール編集」→「アクションボタンを追加」
2.「ショップを見る」オプションを選択し、表示させる商品カタログを設定
3.完了後、プロフィールに「ショップ」タブが追加される
導線を最適化することで、Instagramを“商品発見から購入まで完結できるチャネル”として活用できます。

Instagramショッピング投稿で売上を伸ばすテクニック
商品の魅力を引き出す画像と動画の使い方
Instagramは視覚コンテンツが主役のSNSです。ショッピング投稿においても、商品の魅力を最大限伝えるには写真や動画のクオリティが重要です。
効果的なビジュアル表現のポイント:
・自然光や明るい背景を活用し、清潔感とリアリティのある雰囲気を演出
・使用シーン(ライフスタイル提案)を盛り込むことでユーザーの購買イメージを喚起
・動画やリールで商品を立体的に見せると質感やサイズ感が伝わりやすくなる
キャプションとハッシュタグでターゲットに訴求
画像や動画に加えて、キャプション(投稿文)とハッシュタグも重要な役割を果たします。
キャプションで意識すべき要素:
・商品の使い方や素材、こだわりなどのストーリー性を盛り込む
・キャンペーン情報やクーポンなど、具体的な行動喚起(CTA)を明記
・絵文字や改行を活用し、読みやすいレイアウトを意識する
ハッシュタグのポイント:
・ブランド独自のハッシュタグ(例:#ブランド名_official)で検索性アップ
・流行やトレンドに沿ったタグを加え、リーチの幅を広げる
・投稿内容に即したタグのみを選定し、スパム感を避ける
これらを組み合わせることで、Instagram内での発見性・共感性が高まり、ターゲット層への浸透力が強化されます。
カルーセル投稿・ライブ配信の活用方法
Instagramショッピングでは、カルーセル投稿やライブ配信も販売促進に有効です。
カルーセル投稿の強み:
・最大10枚まで画像・動画を掲載可能で、複数の商品紹介や比較に最適
・ストーリー性のある構成(導入→詳細→活用例など)でスクロール率が向上
・商品ごとに異なるタグを付けられるため、まとめ買い訴求にも有効
ライブ配信の効果:
・実演や使用感の紹介によって、リアルタイムでの信頼感や親近感を醸成
・視聴者からのコメントに即応しながら商品紹介ができ、双方向の接点を創出
・限定クーポンや数量限定商品などを組み合わせることで、購買意欲の即時喚起が可能
投稿と異なり「人」を軸にしたダイナミックな訴求が可能なため、ファン化・ブランド体験の強化にもつながります。
Instagramショッピング成功のポイントと活用事例
フォロワーを増やすための運用施策
Instagramショッピングの効果を最大化するには、まずアカウントのフォロワーを増やす施策が欠かせません。フォロワーが増えることで、投稿のリーチと購買機会が広がります。
主なフォロワー増加施策:
・定期的な投稿配信:毎週2〜3回以上の更新を行い、アカウントのアクティブ性を保つ
・ストーリーズやリールの活用:タイムラインとは異なる接点でユーザーと接触
・キャンペーン実施:「フォロー&いいねで○○プレゼント」などの参加型施策で新規フォロワーを獲得
・プロフィールの最適化:ショップの特徴・魅力が一目で伝わるように文言・リンクを整理
短期的な拡大だけでなく、中長期でのエンゲージメント維持にも意識を向けることが重要です。
Instagram広告との連携による効果拡大
Instagramショッピングは、広告機能と連携することで成果がさらに高まります。ショッピング投稿を広告として配信することで、フォロワー外へのアプローチが可能になります。
主な広告活用方法:
・ショッピング広告:商品タグ付きの投稿をそのまま広告として活用
・コレクション広告:複数の商品を一括で見せる形式で、ECサイトと同様の体験を提供
・リターゲティング広告:カート放棄や閲覧履歴に基づいた再アプローチが可能
・Lookalike配信:既存顧客に似た属性のユーザーに向けて配信
広告はFacebook広告マネージャーで一括管理できるため、ターゲットの設定や配信結果の分析も容易です。
ブランドAのアパレルECが売上150%に
Instagramショッピングを効果的に活用した事例として、アパレルECのブランドAでは、売上が前年比150%に増加が見込めます。
施策のポイント:
・商品ごとに「着用イメージ」「サイズ感」「カラー展開」などを丁寧に表現
・投稿だけでなく、ストーリーズやリールでも商品紹介を行い、複数チャネルから訴求
・カート放棄ユーザーにはリターゲティング広告を配信し、購入率を改善
導入時の注意点と運用で失敗しないコツ
Instagramショッピング審査で落ちる主な原因
Instagramショッピングを導入するには、Meta社の厳格な審査を通過する必要があります。特に以下のような点が審査落ちの原因になりやすいため、事前に対策しておくことが重要です。
主な審査落ちの理由:
・商品ページの不備:価格、説明、配送・返品ポリシーが未記載のECサイトはNG
・Facebookショップとの連携ミス:InstagramとFacebookのアカウントが未連携・管理者権限不足など
・販売規約違反の商品:医薬品や武器、成人向け商品など、ポリシーで禁止されている商材の掲載
・国や地域の制限:一部の国ではInstagramショッピングが利用できないケースもある
商品タグ付けのミスを防ぐ設定チェックリスト
Instagramショッピングでは、商品にタグを付けて紹介することができますが、タグ付けに誤りがあると購買に繋がりません。
よくあるミスと対策:
・誤った商品をタグ付け:色やサイズが異なるアイテムを選んでしまうケース。確認を徹底
・タグリンク切れ:商品URLが変更された後に更新されていない状態。定期的なチェックが必要
・タグ数の制限超過:1投稿につき最大5商品まで。無理に詰め込むと表示エラーの可能性あり
・ビジュアルとの不一致:タグと画像のアイテムが一致しないとユーザーが混乱
効果測定のために見るべき指標と改善のヒント
Instagramショッピングの運用では、成果を可視化する指標を継続的に確認し、改善を行うことが成功への鍵です。
主な指標と活用方法:
・クリック数・商品ビュー数:興味を持たれている商品を特定し、訴求の軸を強化
・商品タグ経由の購入数:タグの精度と購買導線の強さを測るKPI
・エンゲージメント率(いいね・保存・コメント):投稿内容の共感度を確認
・広告費用対効果(ROAS):広告出稿時には必ず確認し、コストと成果を最適化
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